気まぐれダイアリー

「鼓童」&「ダン・タイ・ソン」

先週土曜日、「鼓童」の公演へ行ってきました。
「鼓童」は、1981年に結成された
新潟県佐渡島を活動拠点とする和太鼓のグループですが
ワン・アース(一つの地球)ツアーをテーマに掲げ
世界46か国で3500回を超える公演を行うなど、国際的に活躍するグループです。

       打男

初めて「鼓童」を聴いたのは、20年ほど前 カナダのオタワでした。
海外で聴く和太鼓は、特に心にズンと響くものがあり
以来、年に2回は必ず「鼓童」を聴きに行くようになりました。

「鼓童」を聴いたことがない人は
「1時間半も太鼓聞いてて何が面白いの」と思われるかもしれません。

しかし、こればかりは言葉では説明できません
とにかく凄いんです

音の大きさが凄いのではなくて(それも確かにスゴイですが)、
一糸乱れず、様々に変化していく音の表情やリズムパターン…
ステージ上にピンと張りつめた緊迫感。
この人たちの集中力はただものではありません!

言葉にしてしまうと青くさくてキザですが、「生命力」というか
「生きてるってすごいことだなー」と毎回 改めて感じさせられ
会場を出る時には 「また明日から頑張ろう と
エネルギーがたっぷりチャージされているのを感じます。

今回の「打男」は、鼓童の中でも精鋭メンバー8名による舞台で
坂東玉三郎の演出でした。

最後に、ほんの15秒ほど舞台にあらわれ挨拶をしましたが
う~~ん、さすが玉三郎
スッと登場し、しなやかに頭を下げ、鼓童をたたえ、スッと去る…
その絶妙な "間" や 動きのすべてが本当に上品でした。
芸を極めた人というのは、やはりそこに居るだけで空気が変わります
これがオーラというものなのですね。

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そして、その1週間前のこと…
舞台に出てきたときにはオーラとはあまり縁のなさそうな(…失礼!)
どこにでも居そうな風貌でありながら
その10本の指から奏でられる音の美しさには
世界的に定評のあるピアニスト、
ダン・タイ・ソンのリサイタルへ行ってきました

プログラムは、前半ALLドビュッシー
「版画」、「2つのアラベスク」、「映像第1集」、「喜びの島」

後半は、シューマンの「幻想小曲集Op.12」、
ショパンの「ポロネーズ第1番」、「スケルツォ2番」という
どの曲をとっても飽きない内容の濃いものばかり。

チケットは完売。
フィリアホールでは、国際的に活躍する演奏家の
コンサートもたびたび開かれていますが
「美しい音色」で定評のあるダン・タイ・ソンが
生徒さんや自分のコンサートで使うのと同じホール、ピアノで弾くと
どのような響きになるのか、とても興味がありました。

国際レベルのピアニストと比較するつもりだったわけではないですが…
それにしても、「これって私がこの間弾いたのと同じピアノ ??」
「このホールってこんな響きだったかしら??」と思うほど
特に前半のドビュッシーは、さまざまな色彩を帯びた音が
あっちから~、こっちから~ いろいろな距離感をもって飛んできて
まるで音で描かれた風景の中にいるような
なんとも不思議な気持ちになりました。

地元でこんなに素晴らしい演奏を聴けるなんて…
とても贅沢でありがたいことです。

久しぶりに、良い音楽でお腹いっぱい(心いっぱい?)に満たされた夜 でした。

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さて、この国際的レベルのコンサートの話しの後で出すには、
ちょっと(かなり)気が引けますが…
今月21日(土)、数年前から私が伴奏を務めている
女声コーラス「あすなろ」のコンサートが
そのダン・タイ・ソンを聴いたフィリアホールで開かれます。

あすなろ

結成30年ちょっとのベテランコーラス・グループです。
最年長のメンバーは80歳という、平均年齢やや高めのコーラスなので
若い声に比べればパワーや技術は今一つかもしれませんが、
歌を愛する気持ちや、一曲一曲を大切に仕上げる努力はどこにも負けません
コツコツ練習を重ね、約60分のプログラムを全曲暗譜で歌います。

プログラムは、女声コーラスならではの繊細で抒情的な小品集や
誰でも知っている「見上げてごらん夜の星を」「あなたに逢いたくて」「恋のバカンス」、
トライアングルやウッドブロックなど鳴物を交えた楽しいルロイ・アンダーソンなど
バラエティに富んだ内容です。

お買い物がてら、是非お出かけください(要入場券/もちろん無料)

ちなみに、私はダン・タイ・ソンが使ったのと同じピアノ・同じ椅子
伴奏することになっています。
(私がファンなのを知って、コーラスのメンバーがわざわざホールに指定してくれました。)

でもこれって結構プレッシャー
こんなに長々書いてる暇があったら、さっさと練習しなくっちゃ~~

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