気まぐれダイアリー

ピアノ工房を訪ねて~♪

私がピアノ・ガイドを務める情報サイト・All Aboutで
『梅雨時のピアノメンテナンス』についての
記事を書くことになり、
いつもお世話になっている調律師の伊藤さんに
いろいろと教えていただくために
ピアノ工房へ行って来ました。

いつも調律をしにこちらに来て頂くばかりで、
工房へうかがうのは初めて。

工房では、もちろんピアノも販売されていますが
かしこまった大手楽器店のピアノ売り場とちょっと違い
並んでいる楽器はどれも、
伊藤さんと、工房スタッフで同じく調律師の高橋さんが
時間と技術と愛情をかけて再生させたピアノたち。

手間暇かけて新品同様に美しく生まれ変わったピアノは
まるで「ほら、立派でしょう!」と言っているように誇らしげに見え
工房内は、穏やかであたたかな雰囲気に包まれていました。

「中古ピアノ」というと、
あまり良いイメージを持たない人もいるかも知れませんが
きちんと信頼できる腕の良い調律師さんから手に入れれば
新品よりも質の良い木材が使われていたり
音色に独特の深みが感じられる・・・など
手頃な価格で上質なものを得ることができます。

私が数年前に自宅練習用に購入したピアノも
伊藤さんが、私の希望に見合ったコンディションの良い中古を探し
時間をかけてオーバーホールしてくださったものです。

確か、教室で使っているピアノよりも古いものなのですが
どこから見ても、それよりもピカピカで新品に見えます。
もちろん、アクションも音色も文句なし。

中古ピアノ、あなどるなかれ・・・です!
工房にはこんな素晴らしいヴィンテージ・ピアノもありました。

昭和2年製(!)で、全塗装と&完全オーバーホール済みのピアノ。
写真ではわかりづらいですが、前面パネルに彫刻が入っています。

伊藤ピアノ工房4

完全オーバーホール済みですから、
ピアノ内部も鍵盤も新品とまったく同じようにきれいで
とても深みのある温かな音色をもった楽器でした。

昭和2年に、このピアノがどのぐらいスゴイ価値があったことか
一体、どんな人が手に入れることが出来たのでしょう?
想像をふくらませるだけでもワクワクします。

工房の一角では
まるで手術室のように、お腹を開けられ仰向きに寝かされ
内臓を出された患者(=アップライトピアノ)が
美しく甦るための治療を受けている最中でした。

伊藤ピアノ工房2

伊藤ピアノ工房3

一台のピアノを、完全オーバーホールするためには
約2ヶ月間要するそうです。

工房でピアノに囲まれていると、なんとも言えない幸せな気持ちになり
「あーー、もっといろいろなピアノが欲しい」と危険な欲望が…。
でも、そう簡単にいくつも手に入れられるものではありませんね
また、時々工房にお邪魔したいと思います。

伊藤さんも高橋さんも、とても気さくで
「ピアノを見るだけでも大歓迎」とのこと~!
(もちろん、買ってくれれば尚 大歓迎でしょうが・・・見ていると欲しくなってしまいます。)

近くに行かれることがあったら、
ちょっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか
あなたに呼びかける”運命のピアノ”との出会いがあるかもしれません

伊藤ピアノ工房1

伊藤ピアノ工房HP

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