気まぐれダイアリー

暗譜は苦手?

桜の開花宣言から数日経ちましたが
なんと私のチューリップも突然開花
前日まで、つぼみがあることすら気がつかなかったので
朝起きて、この姿を見た時にはビックリしました。
でも、これ……どう見ても正常ではないでしょう?

チューリップ開花

無理矢理 葉をこじ開けて顔出しちゃって、なんとも窮屈そう
「おいおい、茎が伸びるまでもう少し待てなかったのかい?」と
思わずツッコミを入れたくなってしまいます。

球根を交換して一緒に育てて下さっている生徒さんのほうは
葉は同じように伸びてきているけれど、まだつぼみはないそうで
この写真を見てビックリ!!

今年はとりあえずここまで育って喜ぶべきなのでしょうが、複雑な気分です。
私のチューリップたち、全部こんな感じで茎が伸びずに
ずんぐりむっくりの花を咲かすのでしょうか?あ~ガッカリ

それにしても、季節の変わり目はいつも以上に
時間の経つのが早く感じられ、気がつけば
ジョイフルコンサートまで1ヶ月半となりました。

暗譜で弾こうと思っているかたは
今月中には、楽譜がなくても
どうにかこうにか最後まで弾けるレベルに達していると安心です。

もちろん無理に暗譜で弾く必要はありませんが
暗譜で弾くと集中力が高まり、説得力のある演奏になるので
できそうでしたら、是非チャレンジしてみて下さい!

コンサートが近くなると
「どうすれば暗譜できるんですか?」
「暗譜で弾く人は、いったいどんな練習をしているのですか?」
という質問をよく受けます。

「どうすればレガートに弾けるようになるか?」
「脱力はどのようにすればいいのか?」などは
言葉で説明したり、実際に指の動きを見たり
音を聴いたりしてもらい、ヒントをさしあげられるのですが
暗譜ばかりは、自分で覚えて頂くしかありません

楽譜を写真で撮ったように鮮明に丸暗記し
それを思い浮かべながら弾けばいいというようなことを
読んだことがありますが
実際にはそんなことは不可能だと思います。

私が暗譜で弾く時には「今、楽譜のあのへんを弾いているな。」
「ここは楽譜に注意書きがしてあったな。」程度には
楽譜を思い浮かべていますが、音の粒までは
ビジュアル化して頭に入っていません。

暗譜で弾くには、耳が曲の流れを覚えていることは当然必要ですが
いくら耳が覚えていても
指が鍵盤の場所を覚えていなければ弾けませんから
何度も弾きこんで、指の動きを完全に覚えなければいけません。

「楽譜を書いて覚える」という話を聞いたことがありますが
私はやったことがありません。
正確に楽譜が書けるぐらい、しっかりと音を覚えていることは必要だと
思いますが、書くのにすごく時間がかかってしまいそうですし
正直なところ、それだけ時間を費やしたほどの効果があるかは疑問です。

結局、暗譜が楽にできる特別な方法はなく
楽譜を見ないで弾いてみて
わからなくなったところで楽譜を見て確認し、
また楽譜を見ないで弾いてみて、
わからなくなったら見て確認して……ということを
根気よく繰り返し
目と耳と指を駆使して覚えていくしかないのです。

ひととおり暗譜ができた後で
更に暗譜を確実にするために、私が学生時代に試みた練習に
次のようなものがあります。

『紙で作った実寸大の鍵盤を使って暗譜で弾いてみる』
(紙のピアノでなくても、電子ピアノでしたら
ヘッドホンをしないで弾けば同じ練習ができます。)

紙の鍵盤なので、当然音は鳴りませんから
しっかり集中していないと、自分がどこを弾いているのかわからなくなります。
これは相当精神的に鍛えられます。
それから、音楽の流れと指の動きを一致させて完璧に覚えていないと
最後まで弾き切れないので、実際にどれだけ本当に
曲が身についているか確認するのに役に立ちます。

……と、こんなふうに健気に練習を積み重ねても
暗譜が飛ぶ時は飛んでしまいます。

私の人生最悪の暗譜飛びは、25年ほど前オーケストラをバックに
プーランクの「2台のピアノのための協奏曲」を演奏した時でした。
既に数回演奏した経験があり、弾き慣れた曲であったにもかかわらず
ピアノだけの美しい箇所で突然
「あれ?こっちの音だっけ、それともこっち?」とわからなくなり
とりあえず弾いたものの「ギャー、違う音だったーーーー」 ということが。
さすがに止まりはしませんでしたが、せっかくの美しい響きが台無しに。
にがい思い出です

人間ですから、どのような練習をしても
絶対に暗譜が飛ばないという保証はありません!
楽譜を見て弾いていても、突然わからなくなってしまうこともあります。
精一杯練習して、それでもそのようなアクシデントにみまわれたら
もうそれは仕方のないこと。

いずれにしても、あれこれと失敗することを心配しないで
5月14日に向けて”楽しみながら”練習してくださいませ

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